セラピストについて

 

はじめまして。心と体のセラピスト『ゆるめる整体 ほしあかり』の岩野祥子です。

 

南極観測隊として2回昭和基地で越冬したほか、民間企業勤務、農業なども経験しました。

 

2017年に子どもを授かり、母となってから、自分の中で大きな変化が起こりました。それまでの、男性社会の中で頑張るようなあり方が苦しくなり、身近な幸せ、地に足をつけた営みを大切に感じるようになりました。

 

とはいえ、どのように方向転換したらよいのかも分からず、また、ずっと手伝ってきたパートナーの事業を手伝い続けることへの違和感も無視できなくなっていました。

 

本当はどう生きたいのか、どうありたいのかが、見えていなかったのだと思います。ちょうどその頃、パートナーから心理学の先生を紹介してもらいました。

 

それまで心理学に興味すら抱いたことがありませんでしたが、苦しさの原因は、自分の外にあるのではなく、自分の中にあるはずと感じて、心理学を学んでみることにしました。

 

わたしは子どもの頃から人と話すことが苦手で、自分のことを話そうとするだけで涙が出てきていました。会議などで発言を求められたら緊張して頭が真っ白になったりもしました。自分が人にどう見られるかが気になり、失敗することへの強すぎる不安を抱えていたと思います。

 

心理学の講座に参加し、30名ほどの人たちと一緒に学びました。一見普通に見える人たちが、それぞれに大きな悩みを抱えていること、人は見た目では分からないことを知りました。

 

そして、わたし自身も人生初のカウンセリングを受けました。急に大きな変化が訪れたわけではありませんが、半年ほど続けるうちに、気づいたら楽になっていました。自分がどういう人間なのかが分かり、自分の物事の見方の傾向のようなものも分かり、そんな自分でオッケー、十分がんばってきたと思えるようになったからだと思います。

 

自分で自分にかけるストレスを減らし、自分にオッケーを出せるようになると、思っていることを素直に言葉にできるようになりました。感情もそのまま出せるようになりました。取りつくろう必要がない。わたしはわたしでいいと思えたら、とても楽しく生きられるようになりました。

 

 

 

 

その後、パートナーの事業の手伝いから離れ、自分の心が喜ぶ仕事をしていきたいと思うようになりました。とはいえ何をしたらよいか分からず、いろいろ試しながらも、これというものに出会えずにいました。 

 

そうこうするうちにパンデミックが始まりました。子どもが乳児から幼児に上がるタイミングで、3月31日までは何も言われなかったけど、4月1日になったとたんに、鼻水ぐちゃぐちゃ、泥だらけの3歳児にもマスクが強要され始めたことに、戸惑わずにいられませんでした。

 

母としてどこに芯を持つべきか、新たな悩みに直面する中で、マスクについての持論を発信しておられた整体の師匠を、これまたパートナーから紹介してもらいました。

 

師匠と初めて会った日に聞いた、施術者が相手を治すのではない。体をゆるめることで相手が自分で治っていく、ということが、心理学と同じだと思えました。心理学で、相手は変えられない、変えられるのは自分だけと学んでいたからです。

 

アプローチは違っても本質は同じなのだと感じました。自分自身の精神的な成長が、人の問題に寄り添えるほどには成熟していないと当時は感じていましたので、心理面からサポートするよりも、肉体からアプローチして整えていく方が自分に向いていると思い、直感的に入門を決めました。

 

2021年6月から「心整体法」を学び始め、2023年9月に課程を修了しました。施術を通してお客さまと向き合うことで、心理学で学んだことを、毎回のセッションの中で生かせていると思います。

 

ご要望があれば、心理カウンセリングのみ実施することもありますが、基本的には整体施術を通してセッションをさせていただいています。繰り返しお会いし、関係を育てながら、必要を感じたら心理カウンセリングをご提案させていただいています。

 

体も心も楽になって、重荷を下ろし、お一人お一人が本来の生き方を実現していかれることが、わたしの願いです。

 

 

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