「施術前の確認事項」 もくじ


施術前の確認事項

ご予約いただく前に、以下の内容についてご確認ください。

 

1. このような方には向かない場合があります

 

ゆるめる整体は、どなたにも備わる自然治癒力を元としています。

施術者が治すのではありません。

受ける方が自分でよくなることを目指しています。

下記に該当する方はこの療法には向かないかもしれません。

  • マッサージしてほしい方
  • 強い刺激をお求めの方
  • 長時間の施術をお求めの方
  • 即効性を求められる方
  • ご自身で良くなろうというお気持ちのない方

2. 時間制ではありません

 

施術は長い時間をかければよいというものではありません。

むしろ長時間の施術によって体に負担がかかることもあります。

人間の体は、扇風機に当たり続けるだけでも疲れてしまうほどに繊細です。

この整体法においては、施術時間は短い方が理想的です。

 

3.施術内容はその時々です

 

我々の中で「基幹操法」と呼んでいる基本的な型があります。

基本的には基幹操法を実施しますが、その時々の状況に応じて施術内容は変わります。

施術内容は毎回同じではない(同じこともある)ことをご理解ください。

 

4. 効果には個人差があります

 

すぐに効果を感じられる方もいれば、数回受けても実感がない方もいらっしゃいます。

体をゆるめることで、体はよくなろうと変化します。

その日のうちに反応を感じられる場合もあれば、翌日になってから感じる場合もあります。効果の出方、変化の仕方には個人差があることをご理解ください。

 

反応の仕方はさまざまであっても、確かなことは、からだは必ず良くなろうとしているということです。

悪い方向には変化しませんし、感じられないからといって変化していないということもありません。

 

長年してきたことの積み重ねで体に症状が現れていることがほとんどです。

そのことを考えると、改善にはそれなりの時間がかかります。

3週間、3ヶ月、3年といったスパンでご自身のからだとじっくり向き合ってください。

 

5. 好転反応について

 

体が良くなろうと変化する過程で、だるくなったり、痛みが生じたり、あるいは、痛い場所が他へ移ったりと、むしろ状態が悪くなったように感じられる場合があります。

 

これらの症状は一般に「好転反応」と呼ばれる、回復のための良い兆候です。

 

体をゆるめたことで筋肉の過緊張が緩み、体液の循環が良くなります。

痛みというのは回復するためのサインであり、治そうとしているから痛みが生じます。

鎮痛薬などで痛みを抑えてしまうと、むしろ回復は遅れます。

 

好転反応は施術後2~3日続く場合もあります。

よくなろうとする過程における正常な反応ですので、安心して経過させてください。

 

もしも数日たっても収まらず不安に感じられましたら、お電話やメールなどでお気軽にご相談ください。

 

6. 通院回数の目安

 

体に生じる症状、特に慢性的な症状は、長年の生活スタイルの結果であることがほとんどです。

 

何を食べて、どういう姿勢を取ってきたか。

体を動かす仕事なのか、一日中机に座っている仕事なのか。

ストレスが多いのか少ないのか。

そういったこと、ひとつひとつが長年蓄積して、症状として表れてきています。

 

当院で目指していただきたい目標は、

  • 根本解決して通院を卒業すること
  • 自分で自分の体をメンテナンスしていけるようになること

です。

 

症状が重い人の通院回数の目安は、1クールが10回もしくは約3ヶ月です。

自分で自分の健康を維持するための方法を学ぶためにジムに通うことをイメージしていただくといいかもしれません。

 

前半は、週1回くらいの頻度で通っていただき、楽な状態やいいバランスを取り戻します。

後半は、通院ペースを伸ばしながら、良いバランスが定着することを目指します。

 

もう卒業してもいいなという感覚は、ご自身でわかります。

同時期に、私の方も同じ感覚になることがほとんどです。

 

その目安が、平均すると、通院10回、もしくは約3ヶ月、ということです。

これを1クールと考えて、人によってはもう1クール続けた方がよければ続ける、といった判断になります。

私の感覚もお伝えしますが、最終判断はご自身でされてください。

 

平均的な目安を書きましたが、回復には個人差があり、3回ほどで卒業になる方もおられます。

人それぞれですので、ご自身の感覚に従っていただくのがいちばんです。

 

こちらから通院を強制することは一切ありません。

10回の途中であっても、ご自身でこの方法ではないと思えば通院を辞めていただいて結構です。

 

自分の体を、自分にあった方法でメンテナンスしていく。

そのためのひとつの方法を学ぶ場ととらえていただければ幸いです。

 

7. お薬を常用されている場合は効果の出方が異なる場合があります

 

薬には症状を和らげる働きがあります。

と同時に、自然治癒力は妨げられてしまいます。

 

というのも、体に起きる症状は、問題が生じているから治すために出されているサインであり、それを抑えるということは、治そうよというスイッチを切る(あるいは信号を弱める)ことに他ならないからです。

 

われわれの整体法は、自然治癒、自己治癒を基本としています。

したがって、薬が体に起こすことは、我々が目指すことの反対です。

 

だからといって、お薬は良くないと言いたいのではありません。

耐えられない痛みを一時的に緩和することがベストな状況もあります。

薬の基本を理解した上で、ご自身にとって今どうすることがベストかを判断しながらうまく薬と付き合うことが大切だと考えます。

 

お薬は起きている症状を一時的に抑えるもの

われわれの整体法は、自己治癒により根本解決を目指すもの

 

その基本をご理解いただいた上で、ご自身の判断、また、担当医や専門家の方との相談の上で、減薬、断薬に取り組んでください。

 

私は医師ではありませんので、具体的な指示や医療行為は施せません。

できることは、自分ならどうするかの考えをお伝えすることや、参考になりそうな書籍のご紹介などです。

その旨ご理解いただきますよう、お願いいたします。