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自然の癒し力

 

昨日は整体のクライアントさんが月ケ瀬を訪れてくださった。

わたしのところに最初に来られたのが2022年7月末なので、そろそろ2年というお付き合いになる。

 

体の状態、しごと、家族、多方面にわたりこの間、随分なご苦労をされてきて、施術に通うことすら本当に大変だろうと思うのに、力をふりしぼって通ってこられる。

 

上がったり下がったりしながらだけれども、ゆるやかに良くなってきている実感が、わたしにもあるし、クライアントさんご本人にもある。

 

4月の終わりに5月の予定を話し合っていたとき、いつも通ってきてくださる施術場所のスケジュールとうまく合わなかったことをきっかけに、「月ケ瀬に来ちゃいますか」と提案してみた。そうして実現した、今回のプチトリップ、そして大きなチャレンジだった。

前日も体調を崩して横になっておられ、当日来れるかどうかは朝起きたときの調子次第、という状態だった。朝、「からださんにオッケーもらったので行きます!」と連絡が入った。

 

最寄り駅でお出迎えしたときは、まだしんどさの残る表情をしておられたのに、月ヶ瀬をうろうろしながらウグイスの声を聞き、美しい景色を見て、梅林へ向かう荒れた小路を少し歩いたりなどしているうちに、顔色が良くなっていかれる。

 

最後はハラペコあおむしで施術をする予定だったので、その前にお気に入りのカフェに寄ったりもした。ハードすぎないかな、家まで帰る体力が残っているかなと心配していたのだが、施術後の会話で「1分1分、時が進むごとに、どんどん元気になっていくことを実感していました。自然の力はすごいですね。キャンプに行こうかな。次は自分で車で来れそうな気がしてきた」と話してくださった。

 

少し前に整体塾の仲間がお母さまと月ヶ瀬を訪れてくれた時にも、月ヶ瀬の自然のすばらしさを逆に教えてくださった。住んでいる私たちは当たり前のことになりすぎて気づかないけれども、空気がきれいなこと、鳥の声がいつも聞こえてくること、月ヶ瀬の景色などに、都会の人は随分癒されるようだ。

 

今回、体力的にチャレンジングな状態で月ケ瀬に来てくれたことで、自然の癒しの力をありありと見せていただけた。セッションもいいけれど、月ヶ瀬に来てもらったり、自然に触れる機会をつくるのもいいのかもしれないと思わせてもらえた体験だった。

 

すごく大きな一歩をがんばって踏み出してくれて、わたしにも大きなヒントを与えてくれたことに、めちゃくちゃ感謝です♪