心と体はひとつながりです。どちらかが調子を崩せばもう一方もうまくいかなくなります。
わたしはたまたま先に心理カウンセリングを学び、その後ふとした縁で心整体法に出会いました。その順番でよかったなぁと、自分では思っています。整体のセッションでもカウンセリングの知識と技術が生きるからです。
通常の整体セッションが結果的に心理カウンセリングにもなるようですから、わたしとの関わり方という面では、基本的にはゆるめる整体を受けていただくのが良いだろうと思っています。
とはいえ例えば心の悩み、苦しみの方が大きい場合には、体の不調はひとまず置いておき、とにかく心を何とかしたい、という方もいらっしゃいます。
あるいは、遠方であったり、急を要したりで、今日、明日、あさってにセッションをしてほしいと連絡をくださる方もいます。
そういう方のために、「心理カウンセリング」単体でも受けていただけるよう、独立メニューといたしました。
わたしがさせていただくセッションは、ほぼほぼ「マインドフルネス」によるカウンセリングです。マインドフルネスという言葉自体はあちこちで耳にするかもしれません。ひとくちにマインドフルネスと言っても、中身は様々だと思います。
わたしは、日本プロセラピスト養成協会 ビリーフチェンジ・プロセラピスト養成講座で、棚田克彦先生から心理学の理論と実践を学びました。
棚田先生から学んだマインドフルネスでは、クライアントさんになるべく思考を止め、感じることに集中していただくところから始まります。
セッションの最初に、クライアントさんの悩みやお困り事をお伺いし、今最も気になっていること、解決したいことをひとつに絞ります。このテーマがマインドフルネスの入り口になります。
セッションが始まってからは、クライアントさんの中に生じてくるいろいろなこと、たとえば色だったり、体の部位の痛みだったり、ある光景が思い出されたりなど。ひとつひとつの出来事を、ご一緒に丁寧に味わっていきます。
例えて言うなら、新幹線や特急列車ですっ飛ばしてしまわずに、各駅停車のように、ひとつひとつの事象に丁寧に立ち止まり、出来事が消えてゆくまで十分に味わい、そしてまた次の出来事が勝手に生じてくるまでその場にじっととどまってみる。
それをずっと繰り返していくと、クライアントさんの中で自然に、その時に必要なことが起きていきます。必要な感覚を味わい、必要な出来事を思い出していきます。1時間、1時間半、時には2時間以上、各駅停車で旅をすることもあります。
そうして旅を続けていくと、ある段階で、「ああ、そういうことだったのか」とか、「あの時の体験が、今の苦しみとつながっていたのか」などの気づきが生まれます。分かること、知ること、それがその先の世界への入り口です。
ああ、そうだったのかと分かる。認める。自分は精一杯やってきたのだ。誰も悪くなかった。それがベストだったんだ。そうか。それはそれで必要なことだったのだ。
そうやって腑に落ち、かつては出せなかった、味わえなかった、隠さねばならなかった感情をあらためて味わうと、もうよしにしよう、もうこのことからは卒業して次に行こう、という流れ、決意、決着が自然に起きてきます。
「相手は変えられない。変えられるのは自分だけ」
これは鉄則です。セラピストが相手を変えてあげようとか、解決してあげよう、という態度で臨むセッションはほぼ失敗すると言っても過言ではないでしょう。
クライアントさんの中で起きていくことは本当に繊細です。セラピストからの問いによって、今はまだ思い出さない方がいい記憶を思い出してしまうことは、時に危険です。そのことを受け入れる準備が、クライアントさんの中でまだ整っていないこともあるからです。
自分のペースで進んでゆくこと。セラピストがその邪魔をしないこと。どの方も、必ず自分の中に答えを持っているし、ご自身の力で気づき、進む力を持っておられます。セラピストがすべきは、そのことを誰よりも(本人よりも)信じること。ただそれだけです。
体を緩めれば自分で自分を整えるようになっていきます。心の方も同じです。覆い隠した感情を味わい切れば、よどみや詰まりが溶け出して楽になります。
「相手は変えられない。変えられるのは自分だけ」
宇宙中探しても、わたし以上にあなたの全体を信頼している存在はいない。それくらいの気持ちで毎回のセッションに臨ませていただいています。
良く生き、良く逝くために、「いまここ」を丁寧に、共にいたしましょう。
2時間まで:8,000円
以降、30分ごとに1,000円
※オンラインで行います
※対面の場合、レンタルスペース費用と出張費をご負担ください
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